田中です。
第31回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に参加してきましたので内容レポートします。
乗鞍はヒルクライムの甲子園のようなもので、此処にかける想いは特別という選手は多いはずです。勿論私もこのレースで戦うことを目的としてここまで頑張ってきました。
このレポートを書いているのは午前0時過ぎ、昨晩は緊張もなくすぐに熟睡できたのに今日はなんだか寝付けません。
今やれることは全て出し切ったので、ちょっと抜け殻になっていて、ぼーっとしてます。
思うところは沢山あるのですが、頭の整理が出来ないので、いつものように備忘録として残したいことをいつも以上に長くダラダラとまとめ。
・レースまで
8月はベースを高めるのではなく調子を上げる時期なので、蓄えた疲労を抜いて好調に持っていけるよう色々と模索。
練習は高強度中心に取り組みつつも、TSSが200を超えないように心掛け、お盆休みも乗りたい衝動を抑え込み平均120TSS/dayほどに調整。
沢山食べたりマッサージしたりで体を労わってやることで、日増しに脚を上手く回せる感覚が戻り、出せるパワーも上昇しました。各地の峠のベストタイムを連発していたので、過去最高の状態に持ってこれたと思います。
今回は何を血迷ったのか宮田HCの翌週からはバイクを変更、乗鞍3週間前に機材を刷新しました。現状、ポジションが中々決まらず体の彼方此方に違和感が出ていますが、パワーは出るので乗鞍はnewバイクで挑みました。前日まで部品やポジションを変更したりで不安もありましたが、何事もなくレースを終えれて一安心です。
・レース前日
起床時体重は56.8kg、無理せず好きなもの食べてましたが軽量を維持できました。
自然体でエネルギーあふれる状態での軽量なので、7月後半の無理やり削ってやつれて同体重だった時とはわけが違います。
乗鞍へは大輔さんの車に相乗りして移動、朝からパンとかたくさん食べてリラックス。
ダラダラと自転車やら野球やらの話をして和ませていただきました。
大輔さんは、毎回あーだこーだ迷走してる私の面倒を見て頂いていて、兄(父?)のような存在でいつも感謝しています。
受付へ行くと森本さんに遭遇、長野放送の取材受けとけやと連行され、いきなりTVのインタビュー。
目標は入賞とか言ってしまったのでちょっと吹いたなーと反省もしましたが、本気でとったる気だったのでこれでええわと開き直ってました。
その後は会場にいた宿谷さん、板子さん、渡辺さんをテレビクルーに紹介しときました(笑)
会場で岩波さん、宿谷さん、大島さんに激励をいただいたのですが、実はあれでめっちゃ勇気が出ました。本当にありがとうございます。
前日は何のトラブルもなく予定通り20時頃には寝床へ。緊張もなく明日をワクワクしながら夢の中へ。
・レース当日
3時に自然覚醒、4時に風呂に入って5時から朝食。ローラーで軽くアップしてみると予定通り足はキレキレ。後は気合だけやと自分を奮い立たせ集中、6時頃に宿を出発。
ここからの記憶がなんだか曖昧で、記憶違いの点が多々あるかもしれません。
宿谷さん、渡辺さんと話しつつ時間を消化、いつの間にかスタート時間目前で整列、あっという間にスタートした感じです。スタート地点でサイヤ人(兼松さん)と拳をぶつけ合い、健闘を祈ったのだけは鮮明に覚えています。
マークしていた4名(森本さん、清宮さん、兼松さん、矢部さん)のうち、兼松さんを除く3名の姿は見あたらず、兼松さんも後方へ移動。私はネットタイムの差などが影響する展開に絡まないだろうと思い、割と前の方に整列。
・レース本番
フルコースなので昨年のような高速スタートとはならず落ち着いた入りでまずは一安心。
横に渡辺さん、板子さんがいたので合わせようと考えていたら、右から乾さんが上がっていったのに便乗し徐々に前へ進出しました。3分ほど走ってほぼ先頭に来た辺りで後方からライバルの森田君が出現。そのまま先頭へ出ようとしたので、嬉しくなって付いていき私もローテして先頭へ。乗鞍チャンピオンクラスの先頭を初めて走りましたが、めっちゃ気持ちよかったです(笑)
序盤は確か56さんや高岡さん、森田君などが先頭を回していたと思いますが、レースが始まって10分を経過しても誰も上げる気配はなくサイクリングペースが続きました。
そんなペースなので脱落選手は少なく、三本滝付近で後方を見ると100人はいそうな大集団となっていました。皆足を使っていないので、九十九から軽量級クライマーによる高強度展開が始まるのは明らかで、嬉しい展開ではなかったです。
三本滝通過後も少しは強度が上がったものの暫くは大きな集団で進行、乾さんや私などが先頭に出てちょこっと抜けたりするも誰も反応せず不気味に緩い強度が続きます。
この沈黙を破ったのは大久保さん。とんでもない一撃をガツンとお見舞いし一撃で集団が崩壊!
レースの序盤にこの強度じゃ眠いでしょ、と話していたりして、余裕があるんだろうなと思っていましたが、目が覚めるどころかそのまま死ぬところでした。
この動きで周辺にいた上位陣では渡辺さん、乾さん、私さらに何と矢部さんまでもが遅れ、レース終了の文字が頭にチラチラと。ただ今日は日頃と違い精神的に強く、何のために一年間頑張ってきたんや、とかいろんな人に応援してもらってんのやろ、と奮い立たせ焦らずにペースで追いかけ先頭を目指します。横に矢部さんという最強に頼もしい存在がいたのも大きかったです。
2人でローテ(矢部さん多め)しながら、一時は30m以上は離れたであろう先頭も徐々に近づいていき、何とか半分過ぎる前くらいには合流することができました。
ここで先頭は森本さん、清宮さん、兼松さん、矢部さん、大久保さん、板子さん、私の7名。皆どこか足を溜めている感じでペースが緩かったです。
恐らく実力の計り知れない清宮さんを警戒して動けないんだろうな(後で森本さんに聞いてもそういってました)と思いつつも、そのおかげで追い付けたので助かりました。
位ヶ原までは淡々と走り、位ヶ原過ぎで清宮さんが満を持してアタック、これまたとんでもなく強烈なのですが、大久保さんの所謂クライマーアタックとは違い、重いギアで一気に踏んで瞬間的に上がる感じです。
ここではさっき遅れた私、矢部さんはもちろん、確か板子さんや大久保さんも遅れたような。
ただすぐに強度が落ち着き集団には速やかに復帰、以後はもうゴール手前2kmほどまで平穏な強度で距離を消化していきます。雨予報やったはずが森林限界からは晴れ渡り景色が最高にキレイで、ゴール直前まで乗鞍先頭を走っている高揚感で気分も最高。
集団内の上位4名は化物なので、人間である私と大久保さんは最高の気分ですねー、とか、もうここまで来たらいいやーなど、終わってもいないのにレースが終わったような会話をしていました(笑)
あとは4名の戦いだと思っており、脚も攣りそうで余裕のない私は、本当にこの辺りでレースを降りてました。上位陣は誰が余裕がありそうだった、とかは私のレベルでは到底察することができなかったので今回は書かないでおきます。
残り2km辺りで板子さんが脱落。(このあとめっちゃ遅れた理由を聞くと、入賞できないなら特別賞の8位狙いに切り替えたとのこと。なんというもったいない精神)
残り1km辺りで大久保さんが脱落。
残り300m辺りで私が脱落。
あとは神々のスプリントを特等席で観察、森本さんが勝ったところを確認しました。
来年はあそこでもがき合うんだと、その光景を目に焼き付けておきました。
大久保さんとは少し距離が開いていたので、スパートも何もせず静かにゴール。
ゴールした瞬間、不覚にも泣きそうになりました。
一年間頑張ってきたので、色々と張り詰めていたものから解き放たれた安ど感から、気が緩んでしまいました。
ゴールは大接戦のスプリントだったので昨年のようにネットだと入れ替わるかもと?と上位陣はヤキモキしていましたが、全員が集団最後方からスタートしたことで差が生まれず、結局今年はグロス通りの着順となりました。集団前方でスタートした私は恐らくグロスだと20秒ほどの遅れですが、ネットだと30秒遅れです。来年勝つことを考えるなら最初の位置取りも重要です。
昨年はたった15分のレースでしたが上位との差は1分以上、今回はフルコースで1時間近く走り、その差は30秒です。依然として今年も上位陣は別次元でしたが、昨年はそのあまりの力の差にただただ絶望していたところ、今年はあそこが目指すべきところと思うことができました。来年は互角に殴り合って、最後は殴り勝つ選手にまで成長したいです。
・レース後
下山は矢部さんと。明日から2017年シーズンやとか、明日六甲に上りに行くわとか意識の高すぎる会話をしつつ楽しく下山。表彰式まで時間があったので風呂に入ったのちに飯屋に行くと中村さんとばったり。何だかんだ言いながら今回も12位と十分に速く、流石の強さです。今度はゆっくりポタリングライドしましょう!
昼過ぎに表彰式に出席し各クラスの表彰者たちとも挨拶。
花田さんは復活のぶっちぎり年代別総合優勝、ホンマにおめでとうございます!(チャンピオンクラス出ろやこの野郎!笑)良きライバルの復活はやっぱりうれしいですね。
これからも切磋琢磨していきましょう!
永井さんも年代別で4位、十三峠のベストを更新されていたので期待していたのですが流石です!
私は神々と混じり5位表彰、人間では最高順位なので今日はこれでいいのです。
来年はもっと貪欲に頑張り、さらに上を目指します。
そういえば、8月に開催した試走会の中から今回の表彰者のチャンピオン1~5位、年代別の総合優勝者が生まれました。あの中に優勝者はいると予言していましたが大当たりです!(オッズ1.1倍)
・振り返りと今後
とりあえず今年の公式HCレースは終了ということで簡単な振り返りと来年の抱負をちょこっと。
8月でロードバイクに乗り始めて丸4年、真面目に練習し始めて丸2年が経ちました。
最初はロングライドやブルベなどに没頭していましたが、レースで知り合った今井監督との箱根ライドで衝撃を受けて以来、夢中で山登りの練習をして気付けば2年です。
遺伝的には速筋発達タイプでミトコンドリアの少ない劣等型の私でも、目標に向かって着実に・楽しみながら練習に取り組めばホビーなら上位の強さを手に入れる事が出来ました。
今年はまだ一日も完全休脚日がありません。近道せずに地道にコツコツ練習することが何より重要です。
年初には精々エキスパクラスで1回入賞出来たら上出来と考えていたのが、菰野HCの優勝で始まり、宮田で崩れた以外は全てのレースで優勝・入賞できました。
大きなレースにも沢山出た中でのこの結果は出来過ぎなくらいです。
来年はいよいよ3年目です。
石の上にも三年、兼ねてから来年が真価を発揮するときだと考えてきました。
実力の伴わない者がデカい口を叩くのは如何なものかと思っているので、これまではなるべく野望を胸に秘めてきました。もう口にしても恥ずかしくない所には来れたと思うのであえて宣言、来年は乗鞍を優勝したいです。
本気で勝ちたいならどんどん口にしないと叶わないです。
来年は貪欲に攻めます!
来年も今年と似たような感じで菰野から始動、伊吹⇒八ヶ岳⇒富士⇒裏乗鞍⇒乗鞍と走ろうかと思ってます。
気分屋なので変わる可能性も高いですが。
何れもホビーで参加しようと思っているので、JBCF登録の継続は迷い中です。
まずは菰野2連覇と衝撃的なタイムを出して、ライバルたちに牽制したいですね。
そのためにも6か月間山籠もりしてパワーを蓄えないとです!
その前にまずはチームメンバーや自転車仲間たちと登山にいったり自転車以外のことも楽しむことにします。グランペール主催の登山イベントが多々行われると思うので、興味がある方は連絡ください!
ではまた来年(もしかしたら赤城)
第31回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に参加してきましたので内容レポートします。
乗鞍はヒルクライムの甲子園のようなもので、此処にかける想いは特別という選手は多いはずです。勿論私もこのレースで戦うことを目的としてここまで頑張ってきました。
このレポートを書いているのは午前0時過ぎ、昨晩は緊張もなくすぐに熟睡できたのに今日はなんだか寝付けません。
今やれることは全て出し切ったので、ちょっと抜け殻になっていて、ぼーっとしてます。
思うところは沢山あるのですが、頭の整理が出来ないので、いつものように備忘録として残したいことをいつも以上に長くダラダラとまとめ。
・レースまで
8月はベースを高めるのではなく調子を上げる時期なので、蓄えた疲労を抜いて好調に持っていけるよう色々と模索。
練習は高強度中心に取り組みつつも、TSSが200を超えないように心掛け、お盆休みも乗りたい衝動を抑え込み平均120TSS/dayほどに調整。
沢山食べたりマッサージしたりで体を労わってやることで、日増しに脚を上手く回せる感覚が戻り、出せるパワーも上昇しました。各地の峠のベストタイムを連発していたので、過去最高の状態に持ってこれたと思います。
今回は何を血迷ったのか宮田HCの翌週からはバイクを変更、乗鞍3週間前に機材を刷新しました。現状、ポジションが中々決まらず体の彼方此方に違和感が出ていますが、パワーは出るので乗鞍はnewバイクで挑みました。前日まで部品やポジションを変更したりで不安もありましたが、何事もなくレースを終えれて一安心です。
・レース前日
起床時体重は56.8kg、無理せず好きなもの食べてましたが軽量を維持できました。
自然体でエネルギーあふれる状態での軽量なので、7月後半の無理やり削ってやつれて同体重だった時とはわけが違います。
乗鞍へは大輔さんの車に相乗りして移動、朝からパンとかたくさん食べてリラックス。
ダラダラと自転車やら野球やらの話をして和ませていただきました。
大輔さんは、毎回あーだこーだ迷走してる私の面倒を見て頂いていて、兄(父?)のような存在でいつも感謝しています。
受付へ行くと森本さんに遭遇、長野放送の取材受けとけやと連行され、いきなりTVのインタビュー。
目標は入賞とか言ってしまったのでちょっと吹いたなーと反省もしましたが、本気でとったる気だったのでこれでええわと開き直ってました。
その後は会場にいた宿谷さん、板子さん、渡辺さんをテレビクルーに紹介しときました(笑)
会場で岩波さん、宿谷さん、大島さんに激励をいただいたのですが、実はあれでめっちゃ勇気が出ました。本当にありがとうございます。
前日は何のトラブルもなく予定通り20時頃には寝床へ。緊張もなく明日をワクワクしながら夢の中へ。
・レース当日
3時に自然覚醒、4時に風呂に入って5時から朝食。ローラーで軽くアップしてみると予定通り足はキレキレ。後は気合だけやと自分を奮い立たせ集中、6時頃に宿を出発。
ここからの記憶がなんだか曖昧で、記憶違いの点が多々あるかもしれません。
宿谷さん、渡辺さんと話しつつ時間を消化、いつの間にかスタート時間目前で整列、あっという間にスタートした感じです。スタート地点でサイヤ人(兼松さん)と拳をぶつけ合い、健闘を祈ったのだけは鮮明に覚えています。
マークしていた4名(森本さん、清宮さん、兼松さん、矢部さん)のうち、兼松さんを除く3名の姿は見あたらず、兼松さんも後方へ移動。私はネットタイムの差などが影響する展開に絡まないだろうと思い、割と前の方に整列。
・レース本番
フルコースなので昨年のような高速スタートとはならず落ち着いた入りでまずは一安心。
横に渡辺さん、板子さんがいたので合わせようと考えていたら、右から乾さんが上がっていったのに便乗し徐々に前へ進出しました。3分ほど走ってほぼ先頭に来た辺りで後方からライバルの森田君が出現。そのまま先頭へ出ようとしたので、嬉しくなって付いていき私もローテして先頭へ。乗鞍チャンピオンクラスの先頭を初めて走りましたが、めっちゃ気持ちよかったです(笑)
序盤は確か56さんや高岡さん、森田君などが先頭を回していたと思いますが、レースが始まって10分を経過しても誰も上げる気配はなくサイクリングペースが続きました。
そんなペースなので脱落選手は少なく、三本滝付近で後方を見ると100人はいそうな大集団となっていました。皆足を使っていないので、九十九から軽量級クライマーによる高強度展開が始まるのは明らかで、嬉しい展開ではなかったです。
三本滝通過後も少しは強度が上がったものの暫くは大きな集団で進行、乾さんや私などが先頭に出てちょこっと抜けたりするも誰も反応せず不気味に緩い強度が続きます。
この沈黙を破ったのは大久保さん。とんでもない一撃をガツンとお見舞いし一撃で集団が崩壊!
レースの序盤にこの強度じゃ眠いでしょ、と話していたりして、余裕があるんだろうなと思っていましたが、目が覚めるどころかそのまま死ぬところでした。
この動きで周辺にいた上位陣では渡辺さん、乾さん、私さらに何と矢部さんまでもが遅れ、レース終了の文字が頭にチラチラと。ただ今日は日頃と違い精神的に強く、何のために一年間頑張ってきたんや、とかいろんな人に応援してもらってんのやろ、と奮い立たせ焦らずにペースで追いかけ先頭を目指します。横に矢部さんという最強に頼もしい存在がいたのも大きかったです。
2人でローテ(矢部さん多め)しながら、一時は30m以上は離れたであろう先頭も徐々に近づいていき、何とか半分過ぎる前くらいには合流することができました。
ここで先頭は森本さん、清宮さん、兼松さん、矢部さん、大久保さん、板子さん、私の7名。皆どこか足を溜めている感じでペースが緩かったです。
恐らく実力の計り知れない清宮さんを警戒して動けないんだろうな(後で森本さんに聞いてもそういってました)と思いつつも、そのおかげで追い付けたので助かりました。
位ヶ原までは淡々と走り、位ヶ原過ぎで清宮さんが満を持してアタック、これまたとんでもなく強烈なのですが、大久保さんの所謂クライマーアタックとは違い、重いギアで一気に踏んで瞬間的に上がる感じです。
ここではさっき遅れた私、矢部さんはもちろん、確か板子さんや大久保さんも遅れたような。
ただすぐに強度が落ち着き集団には速やかに復帰、以後はもうゴール手前2kmほどまで平穏な強度で距離を消化していきます。雨予報やったはずが森林限界からは晴れ渡り景色が最高にキレイで、ゴール直前まで乗鞍先頭を走っている高揚感で気分も最高。
集団内の上位4名は化物なので、人間である私と大久保さんは最高の気分ですねー、とか、もうここまで来たらいいやーなど、終わってもいないのにレースが終わったような会話をしていました(笑)
あとは4名の戦いだと思っており、脚も攣りそうで余裕のない私は、本当にこの辺りでレースを降りてました。上位陣は誰が余裕がありそうだった、とかは私のレベルでは到底察することができなかったので今回は書かないでおきます。
残り2km辺りで板子さんが脱落。(このあとめっちゃ遅れた理由を聞くと、入賞できないなら特別賞の8位狙いに切り替えたとのこと。なんというもったいない精神)
残り1km辺りで大久保さんが脱落。
残り300m辺りで私が脱落。
あとは神々のスプリントを特等席で観察、森本さんが勝ったところを確認しました。
来年はあそこでもがき合うんだと、その光景を目に焼き付けておきました。
大久保さんとは少し距離が開いていたので、スパートも何もせず静かにゴール。
ゴールした瞬間、不覚にも泣きそうになりました。
一年間頑張ってきたので、色々と張り詰めていたものから解き放たれた安ど感から、気が緩んでしまいました。
ゴールは大接戦のスプリントだったので昨年のようにネットだと入れ替わるかもと?と上位陣はヤキモキしていましたが、全員が集団最後方からスタートしたことで差が生まれず、結局今年はグロス通りの着順となりました。集団前方でスタートした私は恐らくグロスだと20秒ほどの遅れですが、ネットだと30秒遅れです。来年勝つことを考えるなら最初の位置取りも重要です。
昨年はたった15分のレースでしたが上位との差は1分以上、今回はフルコースで1時間近く走り、その差は30秒です。依然として今年も上位陣は別次元でしたが、昨年はそのあまりの力の差にただただ絶望していたところ、今年はあそこが目指すべきところと思うことができました。来年は互角に殴り合って、最後は殴り勝つ選手にまで成長したいです。
・レース後
下山は矢部さんと。明日から2017年シーズンやとか、明日六甲に上りに行くわとか意識の高すぎる会話をしつつ楽しく下山。表彰式まで時間があったので風呂に入ったのちに飯屋に行くと中村さんとばったり。何だかんだ言いながら今回も12位と十分に速く、流石の強さです。今度はゆっくりポタリングライドしましょう!
昼過ぎに表彰式に出席し各クラスの表彰者たちとも挨拶。
花田さんは復活のぶっちぎり年代別総合優勝、ホンマにおめでとうございます!(チャンピオンクラス出ろやこの野郎!笑)良きライバルの復活はやっぱりうれしいですね。
これからも切磋琢磨していきましょう!
永井さんも年代別で4位、十三峠のベストを更新されていたので期待していたのですが流石です!
私は神々と混じり5位表彰、人間では最高順位なので今日はこれでいいのです。
来年はもっと貪欲に頑張り、さらに上を目指します。
そういえば、8月に開催した試走会の中から今回の表彰者のチャンピオン1~5位、年代別の総合優勝者が生まれました。あの中に優勝者はいると予言していましたが大当たりです!(オッズ1.1倍)
・振り返りと今後
とりあえず今年の公式HCレースは終了ということで簡単な振り返りと来年の抱負をちょこっと。
8月でロードバイクに乗り始めて丸4年、真面目に練習し始めて丸2年が経ちました。
最初はロングライドやブルベなどに没頭していましたが、レースで知り合った今井監督との箱根ライドで衝撃を受けて以来、夢中で山登りの練習をして気付けば2年です。
遺伝的には速筋発達タイプでミトコンドリアの少ない劣等型の私でも、目標に向かって着実に・楽しみながら練習に取り組めばホビーなら上位の強さを手に入れる事が出来ました。
今年はまだ一日も完全休脚日がありません。近道せずに地道にコツコツ練習することが何より重要です。
年初には精々エキスパクラスで1回入賞出来たら上出来と考えていたのが、菰野HCの優勝で始まり、宮田で崩れた以外は全てのレースで優勝・入賞できました。
大きなレースにも沢山出た中でのこの結果は出来過ぎなくらいです。
来年はいよいよ3年目です。
石の上にも三年、兼ねてから来年が真価を発揮するときだと考えてきました。
実力の伴わない者がデカい口を叩くのは如何なものかと思っているので、これまではなるべく野望を胸に秘めてきました。もう口にしても恥ずかしくない所には来れたと思うのであえて宣言、来年は乗鞍を優勝したいです。
本気で勝ちたいならどんどん口にしないと叶わないです。
来年は貪欲に攻めます!
来年も今年と似たような感じで菰野から始動、伊吹⇒八ヶ岳⇒富士⇒裏乗鞍⇒乗鞍と走ろうかと思ってます。
気分屋なので変わる可能性も高いですが。
何れもホビーで参加しようと思っているので、JBCF登録の継続は迷い中です。
まずは菰野2連覇と衝撃的なタイムを出して、ライバルたちに牽制したいですね。
そのためにも6か月間山籠もりしてパワーを蓄えないとです!
その前にまずはチームメンバーや自転車仲間たちと登山にいったり自転車以外のことも楽しむことにします。グランペール主催の登山イベントが多々行われると思うので、興味がある方は連絡ください!
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