今期の振り返りと来期。(岩崎)

シーズンの真っ只中で移籍するのは珍しく思った人は多いことだろう。敢えて厳しい環境に移ることが、自分の成長に繋がると思ったからだ。

移籍先は幾つか候補があった。

どのチームに入ろうか迷う中、シーズン中盤に苦手なヒルクライムがあるのを思い出す。
ならば、ヒルクライムに強いチームに移るべきだと感じ、グランペールサイクリングチームへの移籍を決めた。

チームメイトとの練習によりヒルクライムへの手応え感じ始め、自転車キャリアで始めてヒルクライムで優勝することが出来た「三峰峠ヒルクライム」。グランペールの本拠地である長野県にて開催された「宮田ヒルクライム」でも無事に優勝することが出来た。

今シーズンは本当に苦しいところから始まり、長く永く苦しみ続けた。
クリテリウムやロードレースは殆ど単騎で戦わなければならないため、必ず6位に入りグランペールの名を残さなければならない重圧。そんな重圧をどの選手も感じながらお互い競ってきた40ものレース。これも貴重な経験。余りにも内容の濃いシーズンを過ごすことが出来た。

そんな取り組みをサンボルトさんをはじめ、たくさんの方にサポート頂けたこと、わがままに付き合ってくれたチームメイトに本当に感謝している。

来年からお陰さまでJプロツアーを走ることになった。
きっと失敗ばかり繰り返すだろう。それでも未来に可能性が少しでもあるのならば、苦しみながら挑む価値はあるのではないだろうか。


「応援をよろしくお願いします」
とは言わない。

応援するに値する選手になるべく、常に最善を突き進むだけだ。



グランペールサイクリングチーム 岩崎晶雲

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