鈴鹿5ステージ チーム総合優勝
田中です。
鈴鹿5ステージに参加してきました。私は落車の影響でDNFとなりましたが、頼もしすぎるメンバーたちのお蔭でチーム総合優勝、そしてトヨカツの個人総合優勝を達成!大いに楽しんだ二日間でした(^^)
レースにはほとんど参加していないため内容も無いですが、チームの紹介も兼ねて記事を書きました。宜しかったらご覧ください。
・レースまで
5ステージへの参加は、きょうしろうと鈴鹿出たいなと話していたことが発端です。
メンバーを揃えるに辺り、高速シリーズの面子で走れたら楽しいと思い、誘った全員が快諾してくれたので参加が決定。
(高速シリーズとは、琵琶湖や淡路島などをどれだけ高速で走れるかを楽しむ練習会のこと)
残念なことにきょうしろうは事故で長期離脱中のため、今回は監督枠(本人曰く軍師)で参加。また一緒に走れる日を楽しみにしてるし、復活祝いに高速アワイチリターンズやろうな。
チーム名はHSST(High Speed Selection Team)
メンバーは兼松さん、雑賀さん、キャップ、トヨカツ、キリP、たなか。このブログを閲覧頂いている方の多くはHC界隈の方であり、今回のメンバーに馴染みが無い方もいると思いますので、簡単に紹介しておきます。
兼松さん
Team Green Road/イナーメ所属。
自転車界のエンターテイナーで、長年競い合った中やけど、私と同様に近年は自転車を楽しむおじさんと化しています(^^)細かな説明は今更いらんので、割愛!
キャップ(中川さん)
ヴィクトワール広島所属。
何事にも的確なアドバイスを頂ける、いつも頼りになる我らがキャプテン。長年JPTで仕事をされており、嗅覚や展開を読む能力の高さは我々ホビーとは一線を画します。牽引力やパンチ力が凄まじいのは当たり前なのですが、一番驚くのは下りの速さで、到底真似できない芸当。真の実力は夜の部に発揮され、立ち向かって記憶を失った者は数え切れず・・(頭痛がしてきた)
雑賀さん
湾岸サイクリングユナイテッド所属。
E1でもいつも表彰台に上るオールラウンダーで、とにかく巧みで最も憧れている選手の一人。力頼みでない柔な走りで、私とは真逆のタイプのため、一緒に走るとパワーの低さに驚かされます。今回の5ステージも、雑賀さんがレースを組み立てているなーと見えました。(外から見ていたので、ホンマのとこは知らんですが!笑)
ヘラクレスのような脚で圧倒的パワーを踏み続ける機関車。チーム最年少ですが、競技のキャリアは最も長く、本気の競技者を志していたこともあり、経験値は最大と思われます。荒さの無い丁寧で洗練された走りには感嘆させられます。今回はCTL40で不調をアピールしつつ、愛する嫁と間もなく産まれる娘のために超頑張ったおじさん!
キリP
ZERO所属
真面目に走ればホビーでも最上位の能力を持っているはずが、いつも我慢できずチョケてしまう愛されキャラ。唯一無二な強面白い走りに魅了されますし、一緒に走るのが本当に楽しいです。オラオラ系の印象が先行しますが、落車をしたところを見たことが無い安定した走りで、戦況を見通す力にも長けているクレバーな選手。
きょうしろう
イナーメ所属
自転車歴は3年ほどと短いのに、JPTで走れるほどの力を身に付けている素質の塊。
フィジカルの強さだけで見れば、チーム内でも上位と思います。リハビリ中につき今回はサポートに徹してくれ、稀に知力△な面で笑いを取りつつ、皆にストレスを与えぬ様サポートする姿に胸を打たれました。俊介(俊介ときょうしろうは中学が一緒なリアル同級生)と同じく私と同い年で、この二人は私にとって気のおけない存在。
こうして記事に書いていても強力な面子が集まってたなと振り返ります。しかし、勝つために精鋭を揃えたというよりは、気の合う面々が集まったという感じで、夏の終わりに楽しい思い出が作れたらええな位の意気込みで参加。(他の方はどうだったか分からんですが、きっとみんなそんな感じ)
・レース本番
私はステージ1を1週目で離脱、3も2週目で離脱しており、二日目の4と5は大事を取ってDNSしているので、書く内容はほぼありません。4と5は外から見た様子と、その際の現地レポなんかを振り返ります。
ステージ1
ステージ1はフルコースを5周。距離も短く足もフレッシュな状態なので、毎年スプリント勝負になっています。私にはスプリントや、それをリードアウトする力もないため、出来ることは安全な位置でタイム差なしゴールすること。うちのチームはクライマー系の兼松さんと私を除けばゴール前で勝負を出来る選手が揃っているので、誰かに頑張ってほしいところ。余所のチームにはトップスプリンターが多数参加しているので、ちょっと厳しいかなという見立て。
また、このレースはレベルが大きく異なる選手が一塊に走るレースのため、落車も多いです。メンバーにはレース巧者が集まっているため、私としては誰かの番手について安全に過ごそうと考えていました。
レーススタートし、横にいたキャップの番手を確保、そこからは隊列を崩さぬようにしつつ左端を走行。シケインを過ぎ、西ストレートに差し掛かった辺りで前に空間が出来たため、すかさずキャップがビューンと飛んで行ってほぼ最前辺りまで移動。流石だなーと感心しつつ、私は隙間が詰まって機を逃し、ジワジワと前目を目指します。
そうこうしているとヘアピン手前のストレート辺りで集団が道幅一杯に拡がり、イン側が詰まって不穏を感じた矢先、目の前で落車発生。咄嗟に操舵し寸前で回避したところまでは良かったのですが、操縦を失った前輪を復帰させれず、私も落車。
位置取りの悪さや操作の未熟さにうんざりしつつ、すぐさま起き上がり状況を確認。
怪我は右半身が中心で、肘はぱっくりと深く切れて、足も打ち付けたようで結構痛む様子ですが、まあ軽傷。車体はぱっと見チェーンがインナーより内側に落ちているのと、サドルがズレている程度で済んだようです。
後方を振り返ると兼松さんも停車していますが、落車は免れた様ですぐに再発進。他のメンバーも巻き込まれていない様子なので、一安心しました。
結構な人数が倒れ込んでいますが、私としては集団を追いかけねばという意識が強く、チェーンを直して急いで発進。ペダリングすると足に痛みが走り、これはまずいなと。
集団も遥か前方で、この状態ではもう復帰は難しそうなため、レースを降りることにしました。わずか5分でレース終了!
レースは下馬評通りバルバの寺崎選手が圧巻のスプリントで優勝、キリPのロングスパートは及ばず。最終コーナーでも落車があったようで集団にギャップが生まれ、キリPと兼松さんは集団と同タイム、雑賀さんは+5秒、トヨカツとキャップは+11秒という結果。チームの総合は2位(1位はバルバやったかな?)で、まずまずの滑り出しです。毎周回落車が発生する混沌とした状況にも無事帰ってくる彼等は流石です。
レースを降りて速やかに医務室で応急手当てを受けた後、ピットで曲がったディレーラーを修正し、走る準備だけは整えておきました。次のレースまでは4時間ほど空くので、色んな選手と挨拶したり、チームメンバーと談笑したりで時間を潰します。鈴鹿は本当に沢山の知り合いが集まっていて、自転車のお祭りといった感じ。暇する暇がないほど楽しかったです。今回はTeam まんまの方々にパドックを共同利用させて頂いているため、待ち時間も冷房の効いた部屋で過ごせ、本当に助かりました。
・ステージ2
ステージ2は東コースを1周する3分弱のITT。半ば諦めていたものの、このままではご飯も食べれないと謎の動機(乗鞍翌日から猛烈な減量を開始してます)を理由に、参加を考え始めます。ローラーでアップをすると痛みはあれどボチボチ踏めそうですし、ITTなら迷惑もかけないため、出走を決心。
総合下位から順に出走するため、私の周りは皆落車に巻き込まれた選手達。善行さんチームの堀井さんや、トレブのすてげ、nakagawaのタモリなど、本来は先頭集団に居てる面々もいます。私の記録はチーム成績には反映されないため、無理はしないことを念頭にITTスタート。
ホームストレートはダンシングで上げていきますが掛かりが悪く、これはアカンと悟ります。下り区間は更に掛らず、ペダリングに違和感しかなく、満身創痍な感じでゴール。2分57秒-380W位、日頃なら延々出力できるような値しか出せず、ちょっと凹みました。チームはトヨカツが4位、雑賀さんが5位と好走し、その他の選手も50秒を切る良い流れ。バルバも好走したためHSSTは2位ですが、タイム差は5秒しかなく、勝負はTTTで決まる様相。
ステージ3 TTT
ステージ3はフルコースを4周するTTT。LT域の高さが活きる競技のため、怪我が無ければ楽しみにしていました。当初5人に頑張ってもらおうと思いましたが、駄目なら千切れたら良いだけですし、少しでも貢献したい想いで頑張って出走。
作戦は先頭に出たら400W固定で、下回りそうになれば交代というシンプルなもの。スタート順はトヨカツ⇒キャップ⇒兼松さん⇒キリP⇒雑賀さん⇒たなか。
スタートして速やかに隊列を組み、トヨカツがナイスなペーシング。上りなので後ろでも350W位を示していますが、余力十分で好調であることを確認。しかし体は彼方此方痛いので、これはもう一周で降りようと判断します。
上下の少ない丁寧なペーシングで走り、西ストレートに入った辺りで先頭へ。前を行くスペードエースまでは距離がありますが、追い着くまで踏み続け、スプーンコーナーを上りきった辺りで吸収。後方にバルバは見えず、あとはMKW次第ですが、勝利の可能性が高まります。仕事を終え、傷も痛みますし、もう降りようと後ろに回って一旦離脱。
しかし、スペードエースが後方に取り次いでいることで集団も伸びていて、案外距離は開かず。やっぱりもう一周頑張ろうと心変わりし、ホームストレートで踏み直して再び合流。
ローテで降りてくるメンバーに、この周回で降りますと伝えつつ、もう一度西ストレート辺りから先頭へ。黙々と踏んでいくと目の前にMKWを捉え、那岐ベントやその他のチームも入り乱れる忙しい状況になっていたため、今度こそ離脱。不完全燃焼で悔しさもありますが、それでも貢献は出来たかなと。レース中はヤンボーの応援が力になったので、お礼を伝えにシケインに移動し、その場でレースを一緒に応援。
結局私以外は誰一人脱落せず、全員一緒にゴール!バルバは崩壊し総合争いから脱落、スペードエースとは10秒の差を獲得して、チーム総合首位に浮上。個人総合でもキリPが1位となり、1~6位に5名が入る圧巻の内容で、皆を誇らしく思います。あとは守ればええだけなのですが、楽しむことが目的なので、味方も敵やと内戦の開始を宣言し合ってました(笑)
当初から作戦はキリP×6やったので、計画通り!
初日はこれにて終了し、チームとサポートの皆と夜の部で圧倒的優勝(^^)競技から離れても仲良しなので、寧ろこの時間がメインイベントやったりします。他愛も無い話で和み、他のチームから心配されるほどに飲んで食ってし、23時頃に就寝。寝返りが打てないのは困ったもんですが、痛みよりも疲れが優位だったのか、一瞬で記憶が無くなりました。
ステージ4
ここからが2日目。ステージ4は東コースを5周するショートレース。2日目の朝は体の痛みで起床し、足も肩も痛いので、競技の参加は諦めました。私が頑張ったところで状況は変わらないので、無理に走る時ではないです。
出走をスタートラインで見送り、あとはパドックで観戦。鈴鹿はコースのいたるところにカメラがあるので、レースの動きが良くわかります。
レースは1周目に雑賀さんがポイントを獲得し、3周目は兼松さんがポイントを獲得、しっかりと個人総合も守る動きで、積極的にレースに参加しています。細かな動きは他のメンバーのブログを参考にしてください。今回も最終周の最終カーブで大きな落車が発生し、急いで現地まで飛んでいきましたが、メンバーは全員無事にタイム差なしで完走。優勝は第一と同じく寺崎選手で、他を寄せ付けない圧倒的なスプリントでした。
チームとしては1位を堅守、個人では雑賀さんが+2秒を獲得しましたが、コンマ差でキリPが1位を死守。副賞のお高いヘルメットとパイオニアのCA600等をゲットし、雑賀さんの顔が虚無ってました(笑)
残すところは最終レースのみで、優勝は現実的になってきました。
・ステージ5
お昼頃にポンちゃんとぴょんが遊びに来てくれたのでパドックはより賑やかに。
此処まで来たらチームと個人の総合優勝をしたいところ。チームは普通に走れば問題なく、後は+4秒差の3位にいるスペードエースのおんちゃんをどう封じるかが肝心。
今回はパドックではなくシケインで観戦。確か3周目に10名ほどの逃げが出来て、この中にトヨカツがおる!その他にもらっきょなど有力な選手も揃っており、チーム総合には関係のない選手達なので、集団との差は30秒ほどまで拡がり、これは面白い展開。トヨカツ嫁のトヨカナは足つらんかな、とか補給足りてるかな?と気が気でない様子で、スプリントは駄目とディスられる旦那に爆笑してました笑
ここで勝てばトヨカナと娘への最高のプレゼントになるし、トヨカツ逃げ切れよ!!と応援にも熱が入ります。そして最終周回の下り前まで20秒ほどの差をキープ、しっかり最後まで逃げ切って集団からは10秒ほど差をつけ、トヨカツ総合逆転。持ってる男やなーと感動しました。勝ったのはバルバの井上選手で、流石元プロです。スプリンターならっきょは二位でこっちは持ってない男笑
レース後にメンバーに展開を聞くと、やはり蓋をしてトヨカツをサポートしたらしく、なんやかんや言いながら素敵なおっさん達です。
・レース後
最終的にはチームの総合優勝を達成し、個人のトップ3も独占する素晴らしい内容でレースを終えました。楽しむといいつつプレッシャーも感じていた様で、皆ひどく疲れた様子です(^-^)
表彰台には私やきょうしろう、トヨカナも上がらせて貰い、最高の思い出を作ることが出来たので、色々と有りましたが参加して良かったです!来年はどうなるか分かりませんが、またこのメンバーで走りたいなと思います。
近々高速シリーズも開催するので、その際はまた宜しくです。次は全員敵なので容赦なく潰します笑
・今後
9月からはいよいよ気合いを入れて毎週あざみラインに通い、上れる体を作ります。体の怪我も大したことはなく、明日からは練習再開するつもりなので、しっかりと仕上げていけそうです。
そして9月末からは乗鞍、伊豆アルティメット、高野山アルティメット、小浜アルティメットを経て、いざ台湾KOMへ。毎週山神に会う気がしますが、折角の機会を無駄にせず、切磋琢磨していきます。
残り2ヶ月、やりきったといえるように頑張ります!
では。
田中です。
鈴鹿5ステージに参加してきました。私は落車の影響でDNFとなりましたが、頼もしすぎるメンバーたちのお蔭でチーム総合優勝、そしてトヨカツの個人総合優勝を達成!大いに楽しんだ二日間でした(^^)
レースにはほとんど参加していないため内容も無いですが、チームの紹介も兼ねて記事を書きました。宜しかったらご覧ください。
・レースまで
5ステージへの参加は、きょうしろうと鈴鹿出たいなと話していたことが発端です。
メンバーを揃えるに辺り、高速シリーズの面子で走れたら楽しいと思い、誘った全員が快諾してくれたので参加が決定。
(高速シリーズとは、琵琶湖や淡路島などをどれだけ高速で走れるかを楽しむ練習会のこと)
残念なことにきょうしろうは事故で長期離脱中のため、今回は監督枠(本人曰く軍師)で参加。また一緒に走れる日を楽しみにしてるし、復活祝いに高速アワイチリターンズやろうな。
チーム名はHSST(High Speed Selection Team)
メンバーは兼松さん、雑賀さん、キャップ、トヨカツ、キリP、たなか。このブログを閲覧頂いている方の多くはHC界隈の方であり、今回のメンバーに馴染みが無い方もいると思いますので、簡単に紹介しておきます。
兼松さん
Team Green Road/イナーメ所属。
自転車界のエンターテイナーで、長年競い合った中やけど、私と同様に近年は自転車を楽しむおじさんと化しています(^^)細かな説明は今更いらんので、割愛!
キャップ(中川さん)
ヴィクトワール広島所属。
何事にも的確なアドバイスを頂ける、いつも頼りになる我らがキャプテン。長年JPTで仕事をされており、嗅覚や展開を読む能力の高さは我々ホビーとは一線を画します。牽引力やパンチ力が凄まじいのは当たり前なのですが、一番驚くのは下りの速さで、到底真似できない芸当。真の実力は夜の部に発揮され、立ち向かって記憶を失った者は数え切れず・・(頭痛がしてきた)
雑賀さん
湾岸サイクリングユナイテッド所属。
E1でもいつも表彰台に上るオールラウンダーで、とにかく巧みで最も憧れている選手の一人。力頼みでない柔な走りで、私とは真逆のタイプのため、一緒に走るとパワーの低さに驚かされます。今回の5ステージも、雑賀さんがレースを組み立てているなーと見えました。(外から見ていたので、ホンマのとこは知らんですが!笑)
トヨカツ
ワコーズ/イナーメ所属ヘラクレスのような脚で圧倒的パワーを踏み続ける機関車。チーム最年少ですが、競技のキャリアは最も長く、本気の競技者を志していたこともあり、経験値は最大と思われます。荒さの無い丁寧で洗練された走りには感嘆させられます。今回はCTL40で不調をアピールしつつ、愛する嫁と間もなく産まれる娘のために超頑張ったおじさん!
キリP
ZERO所属
真面目に走ればホビーでも最上位の能力を持っているはずが、いつも我慢できずチョケてしまう愛されキャラ。唯一無二な強面白い走りに魅了されますし、一緒に走るのが本当に楽しいです。オラオラ系の印象が先行しますが、落車をしたところを見たことが無い安定した走りで、戦況を見通す力にも長けているクレバーな選手。
きょうしろう
イナーメ所属
自転車歴は3年ほどと短いのに、JPTで走れるほどの力を身に付けている素質の塊。
フィジカルの強さだけで見れば、チーム内でも上位と思います。リハビリ中につき今回はサポートに徹してくれ、稀に知力△な面で笑いを取りつつ、皆にストレスを与えぬ様サポートする姿に胸を打たれました。俊介(俊介ときょうしろうは中学が一緒なリアル同級生)と同じく私と同い年で、この二人は私にとって気のおけない存在。
こうして記事に書いていても強力な面子が集まってたなと振り返ります。しかし、勝つために精鋭を揃えたというよりは、気の合う面々が集まったという感じで、夏の終わりに楽しい思い出が作れたらええな位の意気込みで参加。(他の方はどうだったか分からんですが、きっとみんなそんな感じ)
・レース本番
私はステージ1を1週目で離脱、3も2週目で離脱しており、二日目の4と5は大事を取ってDNSしているので、書く内容はほぼありません。4と5は外から見た様子と、その際の現地レポなんかを振り返ります。
ステージ1
ステージ1はフルコースを5周。距離も短く足もフレッシュな状態なので、毎年スプリント勝負になっています。私にはスプリントや、それをリードアウトする力もないため、出来ることは安全な位置でタイム差なしゴールすること。うちのチームはクライマー系の兼松さんと私を除けばゴール前で勝負を出来る選手が揃っているので、誰かに頑張ってほしいところ。余所のチームにはトップスプリンターが多数参加しているので、ちょっと厳しいかなという見立て。
また、このレースはレベルが大きく異なる選手が一塊に走るレースのため、落車も多いです。メンバーにはレース巧者が集まっているため、私としては誰かの番手について安全に過ごそうと考えていました。
レーススタートし、横にいたキャップの番手を確保、そこからは隊列を崩さぬようにしつつ左端を走行。シケインを過ぎ、西ストレートに差し掛かった辺りで前に空間が出来たため、すかさずキャップがビューンと飛んで行ってほぼ最前辺りまで移動。流石だなーと感心しつつ、私は隙間が詰まって機を逃し、ジワジワと前目を目指します。
そうこうしているとヘアピン手前のストレート辺りで集団が道幅一杯に拡がり、イン側が詰まって不穏を感じた矢先、目の前で落車発生。咄嗟に操舵し寸前で回避したところまでは良かったのですが、操縦を失った前輪を復帰させれず、私も落車。
位置取りの悪さや操作の未熟さにうんざりしつつ、すぐさま起き上がり状況を確認。
怪我は右半身が中心で、肘はぱっくりと深く切れて、足も打ち付けたようで結構痛む様子ですが、まあ軽傷。車体はぱっと見チェーンがインナーより内側に落ちているのと、サドルがズレている程度で済んだようです。
後方を振り返ると兼松さんも停車していますが、落車は免れた様ですぐに再発進。他のメンバーも巻き込まれていない様子なので、一安心しました。
結構な人数が倒れ込んでいますが、私としては集団を追いかけねばという意識が強く、チェーンを直して急いで発進。ペダリングすると足に痛みが走り、これはまずいなと。
集団も遥か前方で、この状態ではもう復帰は難しそうなため、レースを降りることにしました。わずか5分でレース終了!
レースは下馬評通りバルバの寺崎選手が圧巻のスプリントで優勝、キリPのロングスパートは及ばず。最終コーナーでも落車があったようで集団にギャップが生まれ、キリPと兼松さんは集団と同タイム、雑賀さんは+5秒、トヨカツとキャップは+11秒という結果。チームの総合は2位(1位はバルバやったかな?)で、まずまずの滑り出しです。毎周回落車が発生する混沌とした状況にも無事帰ってくる彼等は流石です。
レースを降りて速やかに医務室で応急手当てを受けた後、ピットで曲がったディレーラーを修正し、走る準備だけは整えておきました。次のレースまでは4時間ほど空くので、色んな選手と挨拶したり、チームメンバーと談笑したりで時間を潰します。鈴鹿は本当に沢山の知り合いが集まっていて、自転車のお祭りといった感じ。暇する暇がないほど楽しかったです。今回はTeam まんまの方々にパドックを共同利用させて頂いているため、待ち時間も冷房の効いた部屋で過ごせ、本当に助かりました。
・ステージ2
ステージ2は東コースを1周する3分弱のITT。半ば諦めていたものの、このままではご飯も食べれないと謎の動機(乗鞍翌日から猛烈な減量を開始してます)を理由に、参加を考え始めます。ローラーでアップをすると痛みはあれどボチボチ踏めそうですし、ITTなら迷惑もかけないため、出走を決心。
総合下位から順に出走するため、私の周りは皆落車に巻き込まれた選手達。善行さんチームの堀井さんや、トレブのすてげ、nakagawaのタモリなど、本来は先頭集団に居てる面々もいます。私の記録はチーム成績には反映されないため、無理はしないことを念頭にITTスタート。
ホームストレートはダンシングで上げていきますが掛かりが悪く、これはアカンと悟ります。下り区間は更に掛らず、ペダリングに違和感しかなく、満身創痍な感じでゴール。2分57秒-380W位、日頃なら延々出力できるような値しか出せず、ちょっと凹みました。チームはトヨカツが4位、雑賀さんが5位と好走し、その他の選手も50秒を切る良い流れ。バルバも好走したためHSSTは2位ですが、タイム差は5秒しかなく、勝負はTTTで決まる様相。
ステージ3 TTT
ステージ3はフルコースを4周するTTT。LT域の高さが活きる競技のため、怪我が無ければ楽しみにしていました。当初5人に頑張ってもらおうと思いましたが、駄目なら千切れたら良いだけですし、少しでも貢献したい想いで頑張って出走。
作戦は先頭に出たら400W固定で、下回りそうになれば交代というシンプルなもの。スタート順はトヨカツ⇒キャップ⇒兼松さん⇒キリP⇒雑賀さん⇒たなか。
スタートして速やかに隊列を組み、トヨカツがナイスなペーシング。上りなので後ろでも350W位を示していますが、余力十分で好調であることを確認。しかし体は彼方此方痛いので、これはもう一周で降りようと判断します。
上下の少ない丁寧なペーシングで走り、西ストレートに入った辺りで先頭へ。前を行くスペードエースまでは距離がありますが、追い着くまで踏み続け、スプーンコーナーを上りきった辺りで吸収。後方にバルバは見えず、あとはMKW次第ですが、勝利の可能性が高まります。仕事を終え、傷も痛みますし、もう降りようと後ろに回って一旦離脱。
しかし、スペードエースが後方に取り次いでいることで集団も伸びていて、案外距離は開かず。やっぱりもう一周頑張ろうと心変わりし、ホームストレートで踏み直して再び合流。
ローテで降りてくるメンバーに、この周回で降りますと伝えつつ、もう一度西ストレート辺りから先頭へ。黙々と踏んでいくと目の前にMKWを捉え、那岐ベントやその他のチームも入り乱れる忙しい状況になっていたため、今度こそ離脱。不完全燃焼で悔しさもありますが、それでも貢献は出来たかなと。レース中はヤンボーの応援が力になったので、お礼を伝えにシケインに移動し、その場でレースを一緒に応援。
結局私以外は誰一人脱落せず、全員一緒にゴール!バルバは崩壊し総合争いから脱落、スペードエースとは10秒の差を獲得して、チーム総合首位に浮上。個人総合でもキリPが1位となり、1~6位に5名が入る圧巻の内容で、皆を誇らしく思います。あとは守ればええだけなのですが、楽しむことが目的なので、味方も敵やと内戦の開始を宣言し合ってました(笑)
当初から作戦はキリP×6やったので、計画通り!
初日はこれにて終了し、チームとサポートの皆と夜の部で圧倒的優勝(^^)競技から離れても仲良しなので、寧ろこの時間がメインイベントやったりします。他愛も無い話で和み、他のチームから心配されるほどに飲んで食ってし、23時頃に就寝。寝返りが打てないのは困ったもんですが、痛みよりも疲れが優位だったのか、一瞬で記憶が無くなりました。
ステージ4
ここからが2日目。ステージ4は東コースを5周するショートレース。2日目の朝は体の痛みで起床し、足も肩も痛いので、競技の参加は諦めました。私が頑張ったところで状況は変わらないので、無理に走る時ではないです。
出走をスタートラインで見送り、あとはパドックで観戦。鈴鹿はコースのいたるところにカメラがあるので、レースの動きが良くわかります。
レースは1周目に雑賀さんがポイントを獲得し、3周目は兼松さんがポイントを獲得、しっかりと個人総合も守る動きで、積極的にレースに参加しています。細かな動きは他のメンバーのブログを参考にしてください。今回も最終周の最終カーブで大きな落車が発生し、急いで現地まで飛んでいきましたが、メンバーは全員無事にタイム差なしで完走。優勝は第一と同じく寺崎選手で、他を寄せ付けない圧倒的なスプリントでした。
チームとしては1位を堅守、個人では雑賀さんが+2秒を獲得しましたが、コンマ差でキリPが1位を死守。副賞のお高いヘルメットとパイオニアのCA600等をゲットし、雑賀さんの顔が虚無ってました(笑)
残すところは最終レースのみで、優勝は現実的になってきました。
・ステージ5
お昼頃にポンちゃんとぴょんが遊びに来てくれたのでパドックはより賑やかに。
此処まで来たらチームと個人の総合優勝をしたいところ。チームは普通に走れば問題なく、後は+4秒差の3位にいるスペードエースのおんちゃんをどう封じるかが肝心。
今回はパドックではなくシケインで観戦。確か3周目に10名ほどの逃げが出来て、この中にトヨカツがおる!その他にもらっきょなど有力な選手も揃っており、チーム総合には関係のない選手達なので、集団との差は30秒ほどまで拡がり、これは面白い展開。トヨカツ嫁のトヨカナは足つらんかな、とか補給足りてるかな?と気が気でない様子で、スプリントは駄目とディスられる旦那に爆笑してました笑
ここで勝てばトヨカナと娘への最高のプレゼントになるし、トヨカツ逃げ切れよ!!と応援にも熱が入ります。そして最終周回の下り前まで20秒ほどの差をキープ、しっかり最後まで逃げ切って集団からは10秒ほど差をつけ、トヨカツ総合逆転。持ってる男やなーと感動しました。勝ったのはバルバの井上選手で、流石元プロです。スプリンターならっきょは二位でこっちは持ってない男笑
レース後にメンバーに展開を聞くと、やはり蓋をしてトヨカツをサポートしたらしく、なんやかんや言いながら素敵なおっさん達です。
・レース後
最終的にはチームの総合優勝を達成し、個人のトップ3も独占する素晴らしい内容でレースを終えました。楽しむといいつつプレッシャーも感じていた様で、皆ひどく疲れた様子です(^-^)
表彰台には私やきょうしろう、トヨカナも上がらせて貰い、最高の思い出を作ることが出来たので、色々と有りましたが参加して良かったです!来年はどうなるか分かりませんが、またこのメンバーで走りたいなと思います。
近々高速シリーズも開催するので、その際はまた宜しくです。次は全員敵なので容赦なく潰します笑
・今後
9月からはいよいよ気合いを入れて毎週あざみラインに通い、上れる体を作ります。体の怪我も大したことはなく、明日からは練習再開するつもりなので、しっかりと仕上げていけそうです。
そして9月末からは乗鞍、伊豆アルティメット、高野山アルティメット、小浜アルティメットを経て、いざ台湾KOMへ。毎週山神に会う気がしますが、折角の機会を無駄にせず、切磋琢磨していきます。
残り2ヶ月、やりきったといえるように頑張ります!
では。
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